2014年1月31日金曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●町田康さんの猫シリーズ『猫にかまけて』 『猫のあしあと』
写真と文章で綴る、猫たちとの暮らし。小説とはまた違った町田さんの魅力が堪能できますよ。もちろん猫好きの方も、必読です。




●ジャン=フィリップ・テゥーサンの本
現代フランス語圏作家の中でも高い人気を誇る、ジャン=フィリップ・テゥーサンの本を、まとめて入荷しました。トゥーサンの作風に絶妙にマッチした表紙のイラストに、思わず手が伸びます。

 
 
●『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹(新潮文庫)
2月からの”英語で読書”でも取り上げる「かるくん、東京を救う」を含む6つの短編が収められています。
 
どれも設定は1995年2月、つまり阪神大震災と地下鉄サリン事件のはざまの時期なのです。後から振り返ると特別な意味合いを持ってくるこの時期を、どのように村上春樹は描いたのか。ぜひ皆さんの目で確かめてみてください。東日本大震災を経た今読むと、なおさら、感慨深く感じます。
 
 
 
 ●『モーラとわたし』 おーなり由子(新潮文庫)
私も小さなころは、モーラが側にいたのかな。
 
子どもにしか見えないもの、大人になって失うもの、いくつになっても変わらず胸にあるもの、そういったものことを思い出します。どこか悲しくもやさしい気持ちになれる一冊。
 
 
 
 ●『日日是好日』 森下典子(新潮文庫)
著者は、お茶を習い始めて25年。人生の折々、気がつけば、いつもそばに「お茶」があった。
 
でも、これは茶道の本ではありません。お茶を通じて、過去や未来ではなく「今」を味わうことの大切さを、しみじみと伝えてくれる名著です。感動。
 
 
 
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
 

2014年1月28日火曜日

本のチョコっとですが

巷では、徐々にバレンタインムードになってきましたね。
大切な人に何か贈ろうと思っている方も、職場で渡す義理チョコを用意しないと、という方も(ご苦労様ですm_ _m)、今年のバレンタインデーには、本をプレゼントしてみませんか?(もしくは、チョコとの抱き合わせ作戦もいいかも。)

ということで、本日から、“本のチョコっとですが” 始めてます。

ご希望の方には、写真のようなHERSHEY'S〈ハーシーズ〉のチョコ袋(正確には、チョコシロップ袋ですが)に、本を入れてお渡しします。それこそ、本のチョコっとですが、サービスでチョコも1つお付けしています。


この袋、文庫本なら、すっぽり入るサイズ。


単行本なら、チラ見せサイズです。


“本のチョコっとですが”コーナーも作ってみたりして。



2月16日(日)までやってますので、お気軽にお声掛けくださいね。

2014年1月27日月曜日

月替わり企画 “回文堂 びすこ支店”

(これまでの回文堂さんの作品はこちらをご覧ください⇒ :2014/10/5追記)

2月から、もう一つ、新企画がスタートします。
その名も、「回文堂 びすこ支店」。
(音だけ聞くと、タイミング的にシュールですが、他意はありません。)

これまでも、摩耶山のリュックサックマーケットへ出店(“回文堂 摩耶の山 本店”)されたりもしていた回文堂さんが、2月から月替わりで、びすこ文庫へ回文*を届けてくださいます。
(*回文:前から読んでも、後ろから読んでも同じ意味の文章。)

毎月、月初になると、びすこ文庫のどこかに新しい回文が登場。店内のどこにあるかは毎回違いますので、ぜひ隈なく探してみてください。できるだけ分かりにくーい場所に置いてあります。

その月の新作回文を一番最初に見つけてくださった方には、回文堂さんが無料で、お名前を入れ込んだ回文を作成してくださいます。宝探し気分で、楽しんでくださいね。

2月の回文は、すでに納品してくださったのですが、こちらに載せるとネタばれになるので、以前、回文堂さんが「びすこ文庫」のお題で作ってくださった回文を。


ロングバージョン↓



2月の回文は、打って変わって、退廃的ムード漂う暗~い回文です(笑)。2月の寒くて暗い雰囲気にぴったり?!
これから、その月その月に合わせた回文が届きますので、乞うご期待です!

2014年1月25日土曜日

2月の「短読会~Short Reading~」(参加者募集)

満員御礼となりました。たくさんのお申込み、本当にありがとうございました。

第1回の短読会~Short Reading~にご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
バラエティ豊かな本や文章たちが集まり、なかなか面白かったので、次回も開催決定です。

短読会とは、ごく簡単に言うと、「短」 い文章を 「読」 み合う(紹介し合う) 「会」 です。

参加者の方に、5分までで読める短い文章を持ち寄っていただいて、それを読んだり、紹介しあったりして、黙読とはまた違った楽しみ方をしませんか?という趣旨です。持ち寄っていただく文章は、詩でも、短編小説でも、絵本でも、長編の一部分でも結構ですし、自作の文章でも大歓迎です。長さは、5分までであれば、1分や2分など、より短いものでも大丈夫です。(もう少し詳しい趣旨や説明はこちら)。

次回のテーマは、“春よ来い、早く来い” または “卒業” です(どちらのテーマでも結構です)。
2月の終わりと言えば、まだまだ寒い日が続きます。でも、もうそろそろ春が来て欲しいなーと、春を待ちわびる頃ですよね。ということで、本で、春を先取りしちゃいましょう。
そして、もう一つのテーマは卒業。この時期、学校の卒業式が続々行われる頃ですね。また、卒業って、様々な意味合いを持つ言葉。「○○からの卒業」、いろいろイメージを膨らませてみてください。

第2回  「短読会~Short Reading~」
テーマ “春よ来い、早く来い” または “卒業”
(どちらのテーマでも結構です)
日時:2014年2月28日(金) 19:30pm~
場所:びすこ文庫 (FARM HOUSE CAFEの2階) 
詳細な道順は、こちら



定員:6名程度
料金:500円(お飲み物付き)
予約先: info☆biscobunco.com までメールにて。
(☆を@マークに変えてご送信ください。)

ちなみに、前回のテーマ、“冬に、大切な人に贈りたいこの文章”で集まった本たちは、こちら↓
(前回の短読会の模様はこちら 

 

ご覧の通り、エッセイ、手記、新聞記事、料理本、童話集、詩集など、何でもアリです。今回は時間の関係で読んでいただけませんでしたが、絵本も持ってきてくださいました。ご自身のアンテナにひっかっかったもの、本当に何でも結構ですので、ぜひお気軽にご参加ください。みなさまのご参加お待ちしております。

 

第1回の短読会(Short Reading)、終了しました

今朝10:30~、第1回の短読会~Short Reading~を開催しました。

短読会とは、簡単に言うと、「短」 い文章を 「読」 み合う(紹介し合う) 「会」です(詳しい説明はこちら)。今回のテーマは “冬に、大切な人に贈りたいこの文章”、ということで、どんな本や文章が集まるのかなーというワクワクと、初めての試みに対するドキドキの、両方の気持ちで迎えたイベントでした。

中央の棚が可動式になってから初めてのイベント、ということで、お客様にも少し手伝ってもらっての、スペース作りからまずスタート。優しいお客様ばかりで、本当にありがたいです。また、これまでにご来店いただいていた方も、今回初めてご来店くださった方もいらっしゃって、企画した身としては、嬉しい限りでした。

そんなこんなで、今回、集まった本たちはこちら。


エッセイ、手記、新聞記事、料理本、童話集、詩集など、本当にバラエティ豊かなラインナップとなりました。

この企画の趣旨でもあったのですが、普段、黙読している本を、声に出して読んでみると、もしくは他の人が読んでいるのを聞いてみると、また別の発見があり、違った魅力に気付くことができました。違う角度からのアプローチって大事だなぁ、と再認識。

ということで、この企画、来月からも続けます。

2月の短読会~Short Reading~は、2月28日(金)19:30pm~。今回、参加したいけど、朝は無理なんです、と言ってくださった方がいたので、次回は夜の開催としました。
テーマは、“春よ来い、早く来い”または“卒業”、どちらのテーマで持ってきていただいても結構です(このテーマ、今回参加してくださった方々と一緒に考えました)。みなさまのご参加お待ちしております。ご予約は、店頭もしくは info☆biscobunco.com までメールにて(メールは、☆を@に変えてご送信ください。)お願いいたします。
詳細は、次のブログにて


2014年1月24日金曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●『上京十年』益田ミリ(幻冬舎文庫)
「すーちゃん」でお馴染みの著者が、イラストレーターになる夢を抱え上京してからを綴ったエッセイ集。

夢をかなえるって、やっぱりすごいことだなぁ。途中にちりばめられた「将来の夢はいつまで聞かれるの」、「ふと誰かに知らせたくなる誕生日」などの川柳も、胸を打ちます。




●『ドグラ・マグラ(上)(下)』 夢野久作(角川文庫)
一大奇書と言われるドグラ・マグラですが、いまだに初めて読んだ時の強烈な読書体験が忘れられません。また入荷出来て、嬉しいです。

「これを読む者は、一度は精神に異常をきたす」との謳い文句にビビって、最初から最後までカフェで読みました。だって、家で読んでいて、おかしくなったら誰も止めてくれませんもんね。



●『海からの贈物』アン・モロウ・リンドバーグ(新潮文庫)
自らも飛行家であった著者が、離島に滞在し、物質文明に疑問を投げかけながら、幸せについて考察した名著です。

こうして新旧版を並べてみると、装丁の変化の他に、著者名表記の変遷が見られておもしろいですね。著者名、リンドバーグ夫人て。



●『アメリ』 イポリト・ベルナール(リトル・モア)
少女のまんま大人になったような、主人公アメリのお話も思わず笑顔になってしまいますが、表紙を始めすべての挿絵を担当した100%ORANGEのイラストが、たまらなくキュートです。

ジャケ買い必至の1冊。


 
●『ただのおじさん』 『ちゅ』ふくだすぐる(岩崎書店)
ふくださんの、どうにも力が抜けてしまうイラストと語りの絵本が大好きです。心の中が、ほのぼのぬくぬくになります。クリスマスシーズンは終わってしまったけれど、『Dearサンタさん』も最高ですよ。サンタさんも人間だもん(?)、仕方ないよね、と思わせてくれます。



また、本ではありませんが、御影倶楽部さんが、新しいブックカバーを納品してくださいました。今回は、手すきの紙に、こんにゃくのりを使って色紙を貼り合わせた、見た目にも楽しいカラフルなブックカバーです。もちろん、一枚一枚手作り。ぜひ、手に取ってみてくださいね。

 
 
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。


2014年1月21日火曜日

次回展示はみっつんだよ(2/1~)

2月1日(土)からの店内展示は、“光内 亘利 展” です!
私は、みっつんさんこと光内さんの絵が好きで好きで、お忙しいところを頼みこんで、今回の展示が実現しました。
 
そのフライヤーがこちら↓ 


 
めちゃくちゃいい感じー!何度も眺めて、にまにましてます。
 
そして、このフライヤー、いくつもバージョンがあるんです。今日から頑張って配るんで、いろんなバージョン集めてください。

 
 
みっつんさんの絵は、本当にすごいですよ。ぜひ見に来てくださいね。
 
以下、最近の、みっつんさんのブログから勝手に拝借↓
 
こんなんとか、
 
こんなんとか、

こんなんも。

びすこ文庫に展示されるのがどんな感じのものかまだ分からないのですが、とにかく小さーい作品ばかりが並ぶそうです(笑)。小さな古本屋だけに。今から、ものすごく楽しみです。
 
また期間中、2月15日(土)には、夕方から、びすこ文庫の店内で、ライブドローイングをしてくださいます。この狭い店内の片隅で、ひたすら絵を描き続ける、というライブドローイング(笑)。来て下さったお客様のリクエストにも答えていただけるそうですので、ぜひ遊びに来てくださいー。 
 
この人も、ライブペインティング、言うてくれてます ↓
 
 
 
オリジナルグッズの販売もあったりするんで(鋭意作成中)、またお知らせしますね。
とにかく、いろいろ楽しみだ。
 
 
光内 亘利 展 @びすこ文庫
 
期間:2014年2月1日(土)~3月14日(金)
時間:12:00pm ~19:00pm 
(水曜、木曜はお休みです。)
 
2月15日(土) 16:30頃から ライブドローイング
 
びすこ文庫への詳しい道順はこちら
 



ということで、現在展示中の西村ゆりさんの「ことばのてんじ」も、あと1週間ちょっとになりました。この2ヶ月の間、ずっと私を見守っていてくれた、ゆりちゃんのことばたち。途中朗読会を開いてくれたり、本当に大切な思い出となりました。びすこ文庫で初めてゆりちゃんのことばに触れて、好きになって、詩集を買ってくださったお客様もいました。そういう色々が、びすこ文庫をオープンして良かった、と思わせてくれました。本当にありがとう。また近々一緒に何かやりましょう。

みなさん、びすこ文庫に並んだゆりちゃんのことばたちに出会えるラストチャンスです!まだ間に合います。ぜひぜひ1月中に見に来てくださいね。

2014年1月20日月曜日

ヤギさんのお店番@びすこ文庫

お店番シリーズ、第2弾です。
来る1月26日(日)13:00~、ヤギさんがびすこ文庫のお店番をしてくださいます。
「ヤギさんって、誰?」と思いましたか?ヤギさんとは、昨年11月に開催された芦屋川一箱古本市主催者のお一人、あの八木さんですよ。



そして芦屋川一箱古本市のキャラクター、ヤギさんのモデルとなった方でもあります。

そんな八木さんに、1月26日(日)、ぜひ会いに来てください。
キャラクターにほんまに似てるんかなーとか(女性です)、一箱古本市を主催するって、どんな感じかなーとか、第2回の芦屋川一箱古本市はいつですか?とか、興味を持たれた方、ぜひぜひ色々質問してみてくださいね。

*当日1月26日(日)の営業時間は、通常より1時間遅いスタートの、13時~19時となりますので、ご了承ください。


2014年1月18日土曜日

2月から“英語で読書”はじめます

みなさん、「英語で本が読めたらなぁ」って、思いませんか?
英語に限らず、他の言語で本が読めたら、世界が広がるなぁって。
じゃあ、一緒に勉強しましょう!
ということで、2月から“英語で読書”はじめます。

まずは、その第一弾として、NHKのラジオ講座「英語で読む村上春樹」を教材として、毎週日曜日の朝に、勉強会をしようと思います。これに限らず、NHKの語学講座は、とってもよくできているので、勉強して損はないと思いますよ。

ラジオ講座自体は、毎週日曜の夜10:50~ですが、次の月曜日から、インターネットでストリーミング放送が一週間聞けるようになりますので、そのストリーミング放送を利用して、勉強会をします。

誰か先生のいる授業ではなく、あくまで勉強会ですので、分からない所など、参加者同士で教えあいながら、楽しく英語の勉強をしましょう。

“英語で読書”
(2月から、毎週日曜、朝10:00~)
場所:びすこ文庫 (FARM HOUSE CAFEの2階) 
料金:500円(お飲み物付き)
予約先: info☆biscobunco.com まで
 (☆を@マークに変えてメールください。)
 
 
* テキストをお持ちの方はご持参ください。お持ちでない方には、その回の分のコピーを用意しますので、事前にご連絡ください(実費負担をお願いしています。)

勉強会の内容ですが、前半約30分は、ストリーミング放送を一緒に聞きます。後半は、参加者同士で、分からないところを確認しあったり、声に出して読んでみたり、という形を考えています。勉強会の内容も、みなさんと一緒に考えながら、良い方法を見つけていけたらと思います。

ストリーミング放送は、こちらから聞けます→ <新規登録(無料)が必要です>

<2月の“英語で読書”スケジュール>
①2月2日(日) 10:00am~  (1月26日放送分) テキスト1月号 (終了)
②2月9日(日) 10:00am~ (2月2日放送分) テキスト1月号 (終了)
③2月16日(日) 10:00am~ (2月9日放送分) テキスト2月号
④2月23日(日) 10:00am~ (2月9日放送分) テキスト2月号

3月のスケジュールはこちら

毎回参加できなくても、大丈夫。1回だけでも、都合の付く回だけの参加でも結構ですので、まずはお気軽に参加してみてください。皆さまのご参加お待ちしております!


2014年1月17日金曜日

本おやさんの古本市に参加します

大阪・本は人生のおやつです!さんにて開催される古本市に参加(出品)します。

本おやさんは、一度訪れた方なら誰しも、店主さんの本にかける情熱とパワーに、一瞬で引きつけられますよね。私もその一人。店主さんとお話しするのが楽しくて、訪れると、その時のおススメの本から始まって、どんどん話題が広がり、ついつい長居してしまいます。大阪に行ったなら、本おやさんは絶対にはずせません。

初めてお店を訪れた際に、初対面にも関わらず、何時間も古本屋を開くにあたっての相談にのってくださった店主さん。そんなお人柄もあって、お店でも出店でも、本おやさんの周りには、いつも人が集まってきます。本屋としても、人間としても、見習いたいと思う方です。

そんな本おやさんでの古本市に、今回参加させていただくことになりました。他の出店者の方々も、こんな並びは見たことないので、ものすごく面白い古本市になる予感です。みなさん、是非、足を運んでみてくださいね。

日程:2月8日(土)~2月16日(日) 
*10日(月)は定休日

 
 
また、本おやさんのお隣のネイルサロンRGB cuiさんとのコラボ企画で、「古本市でものがたりネイル」なんていうイベントもあるそうですよ。古本市で、ネイルをしてもらえるなんて聞いたことありません。前代未聞です。こちらもとっても楽しみです^^

レティシア書房さん「冬の一箱古本市」に参加します



京都・レティシア書房さんで開催される「冬の一箱古本市」に参加(出品)します。

レティシア書房さんとの出会いは、昨年5月に京都・長岡京「天神さんで一箱古本市」に出店した際。初めての古本市への出店でどきどきしている私に、古本市をご覧に来られたレティシア書房さんが話しかけてくださり、お店の話や大好きな星野道夫さんの話など、とっても楽しくお話したのを覚えています。

それ以降、折につけ、的確なアドバイスをくださって、その言葉に励まされてきました。毎回いただく一言二言のアドバイスが本当に胸にぐっと来て、どれも忘れられない言葉となっています。

そんなレティシア書房さん恒例の「冬の一箱古本市」にお声掛けいただき、とっても嬉しいです。今回のびすこ文庫の箱は、京都という土地や、京都のみなさんへのリスペクトの気持ちも込めて、京都本を多めに入れました。その他、自己紹介の意味からも、びすこ文庫の定番(?)や、店内各棚から数冊づつ、などなど。お越しくださった方に、楽しんでいただけたなら、嬉しいです。

その他、岐阜、滋賀、大阪、神戸、京都の個性派書店が大集合ということですので、みなさん是非足を運んでみてくださいね。


レティシア書房さん 「の一箱古本市」
日程:1月28日(火)〜2月9日(日) *3日(月)定休


アクセス
地下鉄「烏丸御池」駅下車、徒歩10分
〒604-0827 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551


古本市以外にも、レティシア書房さんに置かれている、全国のリトルプレス・ラインナップは圧巻ですし、星野道夫さんの本や、かわいい動物の本から、渋い文学作品まで、古本・新刊本を問わず、本当に良い本で埋め尽くされた、素晴らしい本屋さんです。京都の方も、他の地域の方も、訪れて損はないはずです。ぜひ!

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●『ささやまの絵巻 ねずみのそうし』愛原豊 (創造舎)
これ、兵庫県篠山市の図書館が保管している江戸時代の大型絵巻「鼠草紙」を紹介した本なのですが、ねずみと人間の姫君が結婚する物語が描かれた何とも楽しい絵巻です。

ストーリー設定がまず愉快ですし、絵巻の絵がふんだんに使われていて、実際に絵巻を読んでいる気になれますよ。



●『面白くて眠れなくなる数学』 桜井進(PHP)
 “数学は旅。 イコールというレールを数式という列車が走る” 

昔から数字が苦手な私は、藁にもすがる思いでこの本を手に取りました。

「おつりを簡単に計算するテクニック」や、「おならの匂いは半分でもやっぱり臭い?」など、生活に根差した数学を、ユーモアを交えて、教えてくれます。紹介されている数学者のロマンも素敵です。




●『PAPER SKY no.27』 (毎日ムック)
“地上で読む機内誌”

大好きな雑誌です。この号はアイスランド特集で、音楽と自然を取り上げていますが、毎号ワンテーマを掲げてゲストの方と一つの国をまわります。いわゆる旅行誌とは全く異なる切り口で、毎回楽しませてくれます。



●『HAPPY NEWS』日本新聞協会(マガジンハウス)

巷にはさまざまなニュースがあふれ、中にはやるせない気持ちになるものも多いですが、この「HAPPY NEWS」には、幸せに感じられるような新聞記事のみが収められています。世の中には、実はこんなにたくさんHAPPYな出来事が起こっているんですね。



●『ひとりぐらしも5年め』たかぎなおこ(メディアファクトリー)
“気楽でいて孤独。でもやめらんないひとりぐらし。”

世の一人暮らしをしている女性、必読です。 「うっかり怖いビデオを見た夜」や、「深夜3時の模様がえ」などなど、どのページも、「うんうん、分かる分かる」と頷きながら読み進めました。同じ著者が出している『150cm ライフ.』も、身長150cm前後の人、必読だそうで、かなり気になります。



また、本ではありませんが、御影倶楽部さんが、手すき紙で作ったブックカバーとポチ袋を納品してくださいました。一枚一枚手作りなのに、お買い得価格ですよ。
また、しおりやカタログ(これも手すき紙で出来てます)はTake Freeですので、ご自由に持って帰ってくださいね。


その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。

2014年1月12日日曜日

店内初イベント、終了しました

昨日1月11日11時~、びすこ文庫店内での初イベントを開催いたしました。

記念すべき初イベントをお願いしたのは、朗読グループななつきぐもさん。オープン前に開催したABC古本市イベントでもお世話になり、現在店内で「ことばのてんじ」をしてくださっている西村ゆりさんは、ななつきぐもメンバーのお一人でもあります。そんな、びすこ文庫ともゆかりの深い、ななつきぐもさんに是非、とお願いして今回の朗読会が実現しました。

まず心配したのは、スペースの問題。何しろ6畳一間の、本屋としては極狭な店内で、どのようにお客様に座っていただくか、フロアプラン(?)に頭を悩ませました。真ん中にどーんと本棚があり、かなりの重量。これを動かすのは無理、と判断して、店の半分のみをイベントスペースとして使うことに決めました。

ななつきぐものお二人にも朝早めに来ていただいて、3人で本箱の大移動。何とか、お客様に座っていただくスペースを確保して、ほっと一息。狭くはありますが、かえって他の場所ではあり得ないほど、間近で朗読を聞いていただける機会となりました。

お客様が来られるまでの少しの時間を利用して、練習する二人

そして、11時を少し過ぎた頃、朗読会がスタート。

何より良かったのは、お天気がとっても良かったこと。ななつきぐも初の、朝の朗読会ということでしたが、暖かな日差しが差し込む窓辺での、ゆったりした時間となりました。


窓から朝の日差しが差し込む中での朗読会
 

終始ゆったりと和やかな雰囲気で進んだ会でしたが、ラストの山場、今回の展示のテーマにもなっている「家族」についての朗読と歌の場面では、感動でちょっとうるうるしてしまいました。
 
素晴らしい朗読をしてくださったななつきぐものお二人、そして初イベントに参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!
 
ちなみに、ななつきぐもは普段3人で活動されています。今回は、スペースの問題もあり、西村さんと高本さんのお二人にお願いしましたが、もう一人忘れてはならないのが、唯一の男性メンバー小鳩さん。実は、昨日の朗読会の終了後、びすこ文庫に来て下さったのですが、ぜひ今度は小鳩さんも一緒に何かやりましょう、とお約束しましたので、小鳩ファンの皆様、しばしお待ちを。
 
また、西村ゆりさんの詩集も、昨日再納品してくださいましたが、1冊1冊手作りのため小部数しか発行できず、すぐに完売。幻の詩集と呼ばれています^^ また入荷しましたら、お知らせいたしますね。
 
幻の西村ゆり詩集
 
というわけで、内心どたばたの初イベントが終了したわけですが、次は何をやろうかなー、と考え中です。実は、店内中央の棚を、可動式にする計画も進行中。あれが動かせれば、スペースも広がって、やれることも広がるなぁ、と妄想が膨らみます。また決まりましたら、こちらでもお知らせいたしますね。

2014年1月10日金曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●西村ゆりさんの詩集
現在、店内で「ことばのてんじ」をしてくださっている西村ゆりさんの詩集が届きました。お客様からお問い合わせもいただいており、少数ですが、びすこ文庫にも置いていただけることになりました。

読むと心がすーっと静まり、浄化されていくようです。ぜひ、お手に取ってみてくださいね。




●『コミック 星新一~ショート ショート招待席~』 小田ひで次 他 (秋田文庫)
星新一さん原作の小説を、複数の漫画家がマンガ化し、コミックとしてまとめるという斬新な1冊。

マンガになっても、星さんのショートショートの世界感は健在、というよりあの不気味さや切れ味がまた違った形で迫ってきます。改めて、星さんの独創性を感じられる1冊です。



●『自分の仕事をつくる』 西村佳哲 (晶文社)
“仕事は自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす”

「働き方研究家」という耳慣れない肩書きをかかげる著者が、魅力的なモノづくりの現場を訪ね、その働き方の秘密を伝えるノンフィクション・エッセイ。

たくさんの仕事場やそこで働く人の言葉を読めば読むほど、仕事を「自分の仕事」にすることの大切さと、その難しさを感じました。決して他人事にしないことが必要であると同時に、最大の敵は自意識であること、そのため個性的であろうとするよりも、無我夢中である方が、結果として個性的な仕事が生まれる、などなど、たくさんの言葉が今の自分に響いてきました。




●『パンツの面目 ふんどしの沽券』 米原万里 (ちくま文庫)
十字架上のイエス・キリストの下着はパンツか、ふんどしか、という幼少期の疑問に端をなす、前代未聞の連載エッセイ集。

そもそもこの疑問を幼少期から温め続けて、とうとう連載までしてしまうというのが凄いです。テーマの面白さに、著者の絶妙のセンスが加わって、抱腹絶倒のエッセイ集です。



●『世にも奇妙な遺言集』 ライアン・マッケイ&クリス・メイナード監修、供田良輔訳 (ブルース・インターアクションズ)
古今東西の著名人たちが、死に面した際に、ふと漏らした言葉を集めた1冊。

切羽詰まった言葉もあれば、ユーモアの滲み出るような言葉もあります。死ぬときにどんな言葉が出てくるか、それがその人の生き様を表している気がしてなりません。自分はその時、どんな言葉を漏らすのだろう、と思いを馳せながら読んだ1冊です。



その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。

2014年1月7日火曜日

おためし古本市@文の里商店街に出店してきました

年明け早々に大阪・居留守文庫さんが企画された「おためし古本市@文の里商店街」に出店してきました。古本市自体は、1月3日~6日まで開催されていましたが、びすこ文庫は、1月4日、5日の2日間の参加となりました。

商店街の空き店舗を利用した、三角形のおもしろスペースとは聞いていましたが、会場に到着してまず驚いたのが、会場のど真ん中にコタツがでーんと鎮座していたこと。



道から丸見えのガラス張りスペースだっただけに、とても目立っていました。
出店者の“はっと本舗”さんが作ってきてくださった「おためし古本市」の看板もいい感じです。

 
 
 
会場内に、居留守文庫さんが店舗同様、かっこいい棚を組み立てられていた中、
 




びすこ文庫は、こじんまりと本を並べていました。

 
 
今回は、箱のテーマを「あほらしやの鐘が鳴る」にしたので、あほらしくて笑ってしまうような本や、思わず笑顔になる本を選んで持って行きました。買ってくださった方が、年の初めにいろんなことを笑い飛ばして、笑顔の年明けにしてくださったら嬉しいな、という気持ちです。
 
商店街の他のお店は、営業開始が6日から、というところが多かったので、人通りはぼちぼちでしたが、やはり普段ない光景を目にして、通りすがりの方も、興味を持って見てくださっていました。

真ん中にコタツがあるせいか、お正月気分いっぱいで、出店者もコタツに入って、お昼を食べたり、みかんを食べたり、休憩したり、これまで経験したことないほどのまったりムード満載の古本市でした。

普段、神戸にはなかなか行けないからと、大阪のお客様で、びすこ文庫にお声掛けくださった方もいて、とても嬉しかったです。こういう出会いがあるから、やっぱり出店はやめられませんね。

ご一緒した出店者のみなさん、お越しくださったお客様、主催の居留守文庫さん、本当にありがとうございました。また、私が出店している間、びすこ文庫のお店番をしてくださったぼちぼち堂さんにも感謝です。

さて、次の出店はいつかなぁ。

2014年1月6日月曜日

“初めてのリトルプレス” キャンペーン

びすこ文庫から、ちょっと遅めのお年玉企画です。

一人でも多くの方々に、リトルプレスの魅力を知っていただきたいとの思いから、本日より、
“初めてのリトルプレス” キャンペーン をスタートします。

リトルプレスとは・・・大手の流通を通さずに、個人や団体が自らの手で制作し、発行、販売までを行う冊子のことをいいます。大手の雑誌などに比べ、商業ベースの記事が少なく、編集者の思いや、取材内容がダイレクトに伝わる媒体です。発行者や発行地の空気感まで伝わってくるような地元感、密着感が、とっても面白く、編集方針も明確で、リトルプレスにしか実現できない内容が、小さな冊子いっぱいに詰まっています。

期間中、新刊のリトルプレスを3冊以上お買い上げで、次回以降、びすこ文庫でお使いいただける500円割引券(期限あり)をお渡しいたします。
(リトルプレスではありませんが、夏葉社さんの本も対象といたします。)

当店にて取り扱いのあるリトルプレスは、一冊500円~800円の価格帯が一番多くなっています(中には、300円や150円のものも)。つまり、キャンペーン中は、1冊買うより、3冊以上お買い上げいただく方が、断然お得です!
この機会に是非、リトルプレスの面白さを味わってみてくださいね。

<期間> 1月6日(月)~ 131日(金)

<対象商品> 新刊のリトルプレス、夏葉社さんの本



現在びすこ文庫で取り扱っているリトルプレスおよび夏葉社さんの本については、下記リ
ンク先もご参照ください。

・ブログ びすこ文庫への道 “リトルプレスのご紹介”
http://biscobunco.blogspot.jp/2013/09/blog-post_4620.html

びすこ文庫HP “リトルプレス紹介”