2013年11月22日金曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●『古書収集十番勝負』紀田順一郎(創元推理文庫)
 ビブリオ・ミステリーで有名な紀田さんの人気作。

「本のために、ここまでやるか?」と、登場人物たちの古書収集熱は、狂気とも思えるほどです。ですが、読み進めるうちに、その熱狂ぶりが、滑稽にも思え、なんだか憎めなくなってくるから不思議です。

本だけに限らず、人の執着心ってすごいなぁ、怖いなぁ、と思わされる一冊。古書の世界の奥深さを垣間見れます。



●『銀二貫』高田郁(幻冬舎)
 “一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや。転んだなら立ち上がったらええ。簡単に諦めたらあかんで”

評判に違わず、素晴らしいお話でした。途中、何度も目頭が熱くなり、これはヤバイと、後半は家で読んで、周りを気にせず泣きました。高田郁さんは「みをつくし」シリーズに限らず、ええ話、書かはるなぁ。



●『旅粒 五号』 旅粒 (古本ではなく、新刊のリトルプレスです。)
びすこ文庫初登場の、北海道発のリトルプレスが届きました。
http://biscobunco.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

“日々が旅。地図はあなたのなかに。”
旅に限らず、食のこと、体のこと、ひいてはライフスタイル全般を考え直すヒントとなるはずです。すべてはつながっているんだなぁ、と感じました。発行者のお二人が、3年をかけて作った変化と進化の記録。ひとつひとつの記事が本当に素晴らしいです。兵庫県での取り扱い店は、びすこ文庫だけですので、お立ち寄りの際には是非お手に取ってみてくださいね。



●『愛のパンセ』谷川俊太郎(新風舎)
 谷川さんが20代のときのエッセー集。

エッセー集と言いながら、詩あり、歌あり、モノローグドラマあり、のとっても楽しい作品集です。

言葉では語れないものを、言葉で語ってしまう凄さ。読んだだけで、ベートーヴェンを聴きたくなりました。詩人とは、24時間、詩人なんだなぁ。

装丁も、何とも言えず可愛らしい一冊です(絶版本)。


 
●杉浦さやかさんの本たち

 杉浦さんの本は、見ているだけでうきうきするような、可愛くてカラフルなイラストや写真でいっぱい。でも可愛いだけじゃなくて、毎日を楽しく過ごすヒントが満載なんです。

実は、びすこ文庫には、こんな可愛い本も置いております。



●『みさおとふくまる』 伊原美代子 (リトルモア)

おばあと、猫のふくまるの愛らしい表情が、たまりません。思わず抱きしめたくなる一冊です。
びすこ文庫には、動物本の棚もありますよ。



その他にも、いろいろと新入荷しておりますので、岡本へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください^^

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