2013年7月31日水曜日

8月の"びすこ文庫棚" @ワールドエンズガーデン

明日から8月ということで、ワールドエンズガーデンさんに設置させていただいている “びすこ文庫棚” の中身をガラッと一新してきました~



8月のびすこ文庫棚の目玉は、何といっても、「暮しの手帖」特集です。ダダン!

主に70年代(第2世紀)のものを取り揃えております。私は、暮しの手帖の、特に第2世紀が大好きなのです。今見ると、毎号、毎号、めちゃくちゃシュールで面白くて、パラパラめくる度に、爆笑してしまいます。各メーカーの電化製品を徹底的に使い比べて、最終的には、けちょんけちょんに言ったり、子供の運動靴をこれまた徹底的に比べて(実際に履いて比べるんですよ)、どこのメーカーのものが1番!と言い切ったり。こんなの今やったら、許されないですよね。これは時代のせいなのか、広告を入れない、という暮しの手帖のスタンスがなせる技なのか。そのほか、紙面で紹介されているファッションや、お料理も、切り口がこれまた面白くて。パラパラ立ち読みするだけでもいいので、是非一度覗いてみてください^^






そして、目玉の2つ目は、びすこ文庫の現代女性作家2大推し、“川上未映子&西加奈子”特集。じゃじゃん!

お二人とも、関西出身の作家さんで年齢も30代半ばと同じくらい。大阪弁による小説もありますし、それが読みにくいな~と感じる方は、標準語で書かれた小説から入るのも手かもしれません。また小説やエッセイ集だけでなく、特集記事が組まれた雑誌なども揃えています。それぞれの方の手に取りやすいものから、まずはお二人の魅力に触れていただきたいと思います。こちらも是非!












その他にも、“珠玉のエッセイ”特集や、リトルプレスも少しあります。

エッセイの方は、名作と呼ばれる渋いものから、気軽に読んで笑えるものまで、こちらも、手に取りやすいものからどうぞ。















ではでは、8月のびすこ文庫棚の始まりです。
どうぞワールドエンズガーデンさん共々、ご贔屓に。
(8月4日(日)はお昼過ぎから、お店番もします。)
よろしくお願いいたします。

*びすこの読書ノート*
恐竜の飼いかた教えます」 ロバート・マッシュ(著)、別役実(訳) 平凡社  1986 

恐竜好きには、たまりません。動物園に行ってサイを見ると、どうしてもトリケラトプスに見えて、興奮しまくる私にはうってつけの本です。タイトルで既にやられました。中身も、本当に真面目に、様々な種類の恐竜の飼い方が解説されており、超・超シュール。最近、自分がシュールなものに惹かれると気付きました。今では、新版も出ているようですが、私はこの写真のバージョンの方が圧倒的に好きです。
そっかぁ、プテラノドンは、飼うには適さないのかぁ、残念。


2013年7月27日土曜日

カフェめぐり with 画伯

本日は、9月の古本市+企画展の打ち合わせと称して、またまた登場のしおみちひろ画伯と一緒に、カフェめぐりをしてきました^^

まず向かったのは、イラストレーターの谷口真由美さんと、日な菓子さんがされている新開地の喫茶大力。私は生まれて2度目、画伯は生まれて初めて、という新開地・初心者の二人。しかも二人ともスマートフォンを持っておらず、住所だけを頼りに喫茶大力を目指したところ、案の定、迷子に。2度も大力さんに電話をかけ、場所を教えていただいて、ようよう到着。やっぱり、ガラ携+方向音痴はつらいな、と再確認しました。

この喫茶大力、月に1度しか営業されていない超レアな喫茶店。私は、谷口さんの絵と、日な菓子さんのお菓子が大好きなので、どうしても画伯を紹介したく、新開地へ降り立ったのでした。


美味しいお菓子と、冷たいコーヒーをいただきながら、画伯とがっつり打ち合わせ。かなり長居をしてしまい、すいませんでしたm_ _m とってもくつろげる素敵な空間だったんですよ。喫茶大力は、明日も12時から17時まで営業されています。明日を逃すと、もう来月まで行けませんよ。まだ日曜日の予定が決まっていない方は、是非!

次に、画伯と向かったのは、私のホーム、六甲周辺。六甲にもたくさん素敵なお店があり迷いましたが、お腹すいたな~と言うことで、お食事もできるほたるカフェさんへ。身体の芯からほっこりするようなランチプレートをいただいて、その後、またがっつり画伯と打ち合わせ^^;



結局、どちらのお店でも、かなりの長居をさせていただきましたm_ _m

おかげで、9月の古本市+企画展、ますます良いイベントになる予感です。画伯作の素敵な素敵なフライヤーも出来上がりますよ。9月9日~18日(12、14日は休み)まで開催ですので、皆さん、9月は神戸・岡本へ是非お越しください^^




2013年7月26日金曜日

英語で学ぼう@トンカ書店

トンカ書店さんで開催された “英語で学ぼう「詩の悦び」”に参加してきました~。
「詩」を英語で味わいながら一緒に学ぼう、という企画で、今回が第2回目だとのこと。1回目も知ってたら行きたかったなぁ。残念。

さて、今回取り上げられたのは、ビート詩人として知られるイギリス在住のマイケル・ホロヴィッツ (Michael Horovitz)。講師の先生による、そもそもビートとは何かという講義から、映画の一部上映や、マイケル・ホロヴィッツ とイギリスミュージシャンとのコラボ映像、英語の俳句を読んだり、などなど、本当に盛りだくさんの内容でした。
盛りだくさん過ぎて、参加者みんなで英語の俳句作りに挑戦しようというワークショップは、時間切れで出来ませんでしたが、後日先生に送って添削していただくことも可能とのこと。
参加者の皆さんも和気あいあいで、雑談も交えながら進み、楽しくて、勉強になる、とっても良い会でした^^
また次回も参加したいな。

そして、私はこれまでマイケル・ホロヴィッツ について、全く知識がなかったのですが、映像や写真を見ると、かなり高齢なのに、めちゃくちゃサイケな飛んでるおじいちゃんなのです。



興味のある方は、↓ の記事や映像をご覧ください^^
http://www.standard.co.uk/lifestyle/portrait-of-the-beatnik-as-an-old-poet-6480626.html

http://www.youtube.com/watch?v=3UQ8COl9IQE

2013年7月25日木曜日

カフェで古本市のタイトル決定!! 

神戸岡本のFARM HOUSE CAFEで、9月9日~18日、に開催される古本市+α のタイトルがやっとやっと決定しました!!
その名も

『びすことあなたの A(art)B(book)C(cafe)
~神戸古本市 & こしょこしょ展~ @FARM HOUSE CAFE』!!

古本市と、『本、絵本、童話』をテーマにしたイラスト企画展をカフェで同時開催することから、このタイトル。しおみちひろ画伯本当にありがとう!!びすこを全面に出していただいて、気恥ずかしい気持ちもありますが、主催するからには頑張ります!!

その他、ブックイベントもひとつふたつ、計画中ですので、決定次第お知らせしますね。

イベント詳細は こちら ↓ 

神戸(ゆかり)の古本屋さんによる古本市を、神戸・岡本のFARM HOUSE CAFEにて開催します!!

神戸らしく、ちょっとおしゃれに、ワイン箱での古本市です。
 

日程: 9月9日(月)~9月18日(水) *12日(木)、14日(土)はお休み
時間: 月~金 14:00~20:00* (9日、10日、11日、13日、17日、18日) 
      日・祝  13:00~20:00  (15日、16日)
                       *時間変更ご注意ください (7/27追記)
場所: FARM HOUSE CAFE (阪急岡本駅 北改札すぐのお家カフェ) 
参加店は、選りすぐりの神戸の古本屋さん、下記 6店舗です !!
・エメラルド・ブックス(西元町)  http://emeraldbooks.blog.fc2.com/
・トンカ書店(元町) http://www.tonkabooks.com/
・ハニカムブックス(元町) http://honeybooks.exblog.jp/
・ワールド・エンズ・ガーデン(王子公園) http://www.worldendsgarden.com/
・blackbird books (神戸ご出身) http://blackbirdbooks.jp/
・びすこ文庫 (岡本) http://www.biscobunco.com/
<五十音順、敬称略>

主に、古本市メインの情報になっておりますが、企画展の方は、しおみちひろ画伯に全面的にお任せということで^^;
いずれにしても、盛りだくさんな楽しいイベントになること間違いなしです。
みなさん、読書の秋 9月は、神戸ですよ!!

古本市に関するお問い合わせは、mail : info@biscobunco.com びすこ文庫まで。

*びすこ文庫の読書ノート*
「本屋図鑑」 得地直美/本屋図鑑編集部 夏葉社 2013
“本屋は友人であり、家族である”

素晴らしいの一言につきます。これほど、本好きを喜ばせてくれる本はないでしょう。
ぱらぱらとめくってまず驚かされるのが、そのイラストの緻密さと数の多さ。46都道府県すべての本屋さんが紹介されていて、その1件1件のイラストが描かれているのです。それぞれの本屋さんの紹介にも、執筆者の島田さん・空犬さんの本屋に対する愛情があふれています。何度もうるうる来ました。
通読して思ったのは、大きな本屋さんも好きですが、やっぱり町の本屋さんっていいなぁ、なくならないで欲しいなぁ、ということ。そのために何ができるのか、真剣に考えなければいけないと思いました。
イラストを描かれた得地直美さんの画集としても楽しめる、まさに図鑑と呼ぶにふさわしい名著です。

p.s. 最後にある「本屋図鑑 旅の記録」のコメントに、何度も吹き出しました。

2013年7月22日月曜日

神戸・古本屋めぐり with 画伯

本日は、しおみちひろ画伯を連れて、神戸の古本屋さん巡りをしてきました。画伯は、Artnの表紙も飾った今大注目のイラスト作家さんです。



まず元町のハニカムブックスさんで、乙女な本&雑貨を堪能し、西元町のエメラルドブックスさんで、おっしゃれ~な空間を満喫し、トンカ書店さんで大爆笑した後、ホームのワールドエンズガーデンさんへ戻ってまいりました。それぞれの店主さんにも画伯の素晴らしさを知ってもらえて、楽しく有意義な1日でした。画伯からも、「古本屋の店主さんというのは、こんなにも感じの良い人たちばかりなんですか?」とのお言葉をいただきました。そうなんです。本当にみなさん、温かく良い人たちばかりなんですねぇ、なぜか。

上記4店は、全て9月の“CAFE de 古本市 in 神戸(仮)”(9/9~18)にご参加いただける素敵な本屋さんばかりです。そして、現在はオンラインショップをされている、神戸ご出身のblack bird booksさんもめちゃくちゃカッコイイ本屋さんです。しおみ画伯のご協力を受けて、期間中にイラスト企画展を同時開催予定!限定スイーツの構想も固まりつつあり、その他のブックイベントも計画中で、なかなか盛りだくさんな楽しいイベントになりそうです^^

しかし、イベント名には、いつまで(仮)が付き続けるのだろう^^;
ウィットに富んだ素敵なタイトルが、舞い降りてくることを祈ります。

*びすこの読書ノート*
「第2図書係補佐」 又吉直樹 幻冬舎よしもと文庫 2011
“僕の役割は本の解説や批評ではありません。僕にそんな能力はありません。(中略)
 だから僕は自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。本を読んだから思いだせたこと。本を読んだから思い付いたこと。本を読んだから救われたこと。”

本好き芸人として知られているピースの又吉さんですが、この本を読んで一気にファンになりました。お笑い自体はあまり見たことがないのですが^^;
まず、目次で取り上げられた本のラインナップを見ただけで、この人は本当に本が好きなんだ、これまで沢山沢山本を読んできた人なんだ、ということが分かります。
そして本文を読み進めれば、この人の人生は常に本と一緒にあり、本によって救われ続けてきた人なんだ、と感じます。
本の内容とは、ほとんど関係のない話ばかりが書かれていると思いきや、最終的にはその本が読みたくなってしまうのだから不思議です。
又吉さんのエッセイ集としても充分楽しめ、しかも本好きになる、楽しくもじ~んとする1冊です。




 



2013年7月19日金曜日

宝探し@口笛文庫

今日は一日中、本の整理をしていて、やっと目処がついてきたな~と思っていたのに、夕方行った六甲の口笛文庫さんで、また何十冊も買ってしまった。
あそこは本当に宝の山ですよ。みなさんご存じとは思いますが。
本の山をかき分けかき分け、尽きぬ宝の山に狂喜乱舞しますよ。

10分くらいでこんなに買い込んでしまった

もちろんお店には、これまで何度も訪れていたけれど、今日初めて店主さんにご挨拶できて、嬉しかった。8月1日からの「さんちか古書大即売会」に、今回も出店されるそうで、楽しみだなぁ。元町のトンカ書店さんも出店されることだし、また大人買いしてしまいそうな予感です。

近所に口笛文庫があって、本当に良かった。


*びすこの読書ノート*
「となり町戦争」 三崎亜記 集英社文庫 2006
“戦争は、日常と切り離された対極にあるのではなく、日常の延長線上にあるのだ。”

う~む。唸った。様々なことを考えさせられ、うまく文章にまとめられない。
「ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。」という非日常でありながら、「だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。」と、戦争中であるという実感を得られない主人公。主人公と同じように、読んでいる間、ずっと感じ続けたこの違和感はなんだろう。
私と同様、戦争を知らない世代である三崎さんがこの小説を書いたことに、また考えさせられた。いくらテレビやインターネットで、世界のどこかで行われている戦争のことを知っても、人ごととしか思えない私たち。
“めぐり巡って、あなたは誰かの死に手を貸しているのかもしれませんよ。要は、それを自覚しているか、していないかの差だけです。”
そうなのか。そうなんだろうか。いくら考えても答えは出ない。




2013年7月18日木曜日

夏葉社のあの方が!

昨日の、ワールドエンズガーデンさんでの店番終了後、店内でくつろいでいたところ、まさかのあの方が来店されました。そう一人出版社で、素晴らしい本を次々世に送り出されている夏葉社の島田さんです。まさかまさかの出会いに、感激しているところ、まだ本屋さんに並ぶ前の夏葉社・新刊「本屋図鑑」の見本を見せていただき、さらに感激!
「島田さんにお会いすると、ご本人のファンになってしまいますよ」と聞いていましたが、まさにその通り、その謙虚で柔らかな物腰に、私も一瞬でファンになってしまいました。一人出版社のご苦労や、「本屋図鑑」制作の裏話なども聞くことができ、本当に嬉しい出会いでした。

そして、 「本屋図鑑」。素晴らしい本です。島田さんご本人が、47都道府県すべての本屋さんをめぐり、その際撮られた写真をもとに、全店、写真ではなくイラストでの紹介なのです。本屋さんへの愛情たっぷりの文章と、緻密で温かいイラストに、1ページ1ページ、じ~んとしてしまう本です。これだけの思いのこもった本に、心動かされないわけがない。絶対に売れます!
来週初めには、ワールドエンズガーデンさんにも並ぶそうなので、是非お手に取ってみてください。早いもの順ですよ!!









そして、こんな素晴らしいお話の後になんですが、ワールドエンズガーデン店内の“びすこ文庫棚”も、日々、地味~に入れ替え、追加してます。本屋図鑑のついでにでも、覗いてやってくださいm_ _m

 
 

*びすこの読書ノート*
ヘビとトカゲ きょうからともだち 」 ジョイ カウリー (), ガヴィン ビショップ (イラスト),もりうち すみこ (翻訳) アリス館 2011

これ、児童書と思って、あなどってはいけません。大人こそ読むべき本なのかも。ヘビとトカゲの友情物語15篇が収められているのですが、1篇1篇、考えさせられます。そのうちの1篇 “おみせ はじめます”では、商売というものの根本について、思いを馳せました。その商売をやってる本人が楽しまなくちゃお客様が楽しんでくれるわけがない。そんな当たり前のことに気付かされ、どれだけ経営的に苦しかろうが、忘れちゃいけないことだと、自戒の念も込め、心に刻みました。


2013年7月16日火曜日

“CAFE de 古本市 in 神戸(仮)” 開催のお知らせ

神戸(ゆかり)の古本屋さんによる古本市を、神戸・岡本のFARM HOUSE CAFEにて開催します!!
神戸らしく、ちょっとおしゃれに、ワイン箱での古本市です。

日程: 9月9日(月)~9月18日(水) *12日(木)、14日(土)はお休み
時間: 月~金 14:00~20:00* (9日、10日、11日、13日、17日、18日)
      日・祝  13:00~20:00  (15日、16日)
                                                                *時間変更ご注意ください (7/27追記)
場所: FARM HOUSE CAFE (阪急岡本駅 北改札すぐのお家カフェ) 
参加店は、選りすぐりの神戸の古本屋さん、下記 6店舗です !!
・エメラルド・ブックス(西元町)  http://emeraldbooks.blog.fc2.com/
・トンカ書店(元町) http://www.tonkabooks.com/
・ハニカムブックス(元町) http://honeybooks.exblog.jp/
・ワールド・エンズ・ガーデン(王子公園) http://www.worldendsgarden.com/
・blackbird books (神戸ご出身) http://blackbirdbooks.jp/
・びすこ文庫 (岡本) http://www.biscobunco.com/
<五十音順、敬称略>

カフェでは、フェアトレードの飲み物など、お楽しみいただけます。
また期間中、本と絡めたイラスト企画展や、限定スイーツなど、いろいろと楽しいイベントも計画中!!
イベント詳細は、決まり次第、順次お知らせいたします。
皆さん、“読書の秋”のスタート、9月には、ぜひぜひ神戸にお越ししくださいね。
古本市に関するお問い合わせは、mail : info@biscobunco.com びすこ文庫まで。

びすこの真相

どうして「びすこ文庫」なんですか?
聞かれる質問のうち、ダントツの1位がこれです。
「(お菓子の)ビスコが好きなんですか?」
というのが、大方の予想。
惜しい!お菓子のビスコは、合っているけど、それが理由ではないんです。

正解は、↓これです。



なんだ、やっぱりビスコじゃん、とお思いのあなた。より正確に言うと、↓これです。



そう、お菓子の方ではなく、“ビスコ坊や”の方です。
ついこないだまで、↑こんな感じでした。ベリーショートで、メガネなし。
今でも、メガネをはずして、説明すると、だいたいの方に、「あ~」と納得していただけます。
今まで一人も、「えー、全然違う!」と言った方はいません。
でも、これ喜んでいいのかどうか。
だってビスコ坊やですよ?男だし、子供ですよ?
「でも、かわいいじゃないですか~」と、優しい皆さまは慰めてくれます。
その“でも”の部分が気になるけど、
「そっか、かわいいし、いいのか」と思うようにしています。

ちなみに、似ていると言われるのは、あくまで現在の5代目(!) ビスコ坊やの方ですよ。

決して、↓の初代 ビスコ坊やや、




↓の2代目ビスコ坊や




では、ありません。
初代や、2代目は、もはや坊やにも見えないし。

ということで、グリコさんとは、何の関係もありませんが、素敵なキャラクターを生み出していただいて、ありがとうございます!
ビスコがなければ、びすこ文庫もあり得ませんでしたm_ _m

参考文献:ビスコの歴史
http://www.ezaki-glico.net/bisco/biscoboy.html


*びすこの読書ノート*
「泣きっ面にマリ」 夏木マリ 講談社 2008
“とりあえず、よく食べられて、よく眠れて、心と体が健康ならば、人間、やり直しなんていくらでも利くんだから。”

寄せられた人生相談を、夏木マリさんが、バッサバッサと斬りまくります。身も蓋もない斬り方が、痛快です。はっきりバッサリ斬るのですが、でも、その根底にはマリさんの愛情を感じます。これだけ正直に回答してくれる人は、逆に身近にはいないのではないでしょうか?でも、私、相談する勇気ないなぁ。

2013年7月15日月曜日

ふろ本市@錦湯 入浴御礼

昨日の第2回ふろ本市@錦湯、いろいろな意味で、すごかったなぁ。
噂には聞いていたけれど、びすこ文庫は初出店で、お風呂屋さんで古本市?番台ライブ?なにそれ!と、ワクワクドキドキしながら、当日を迎えたのでした。

錦湯に到着して、出店場所として選んだのが、ここ↓。 ジェットバス付き!

使用前

使用後

他の一箱古本市に比べ、予想以上に場が広く、使いこなせていない感が。。。


こちらは、豪快なレイアウトの、ガケ書房さんのスペース↓ 美しい。




そして、他にも、浴場↓




脱衣場↓




番台 ↓



と、それはそれは、シュールな異空間が出来上がっておりました。

そして、毎回出店する度に思うのが(といいつつまだ2度目ですが^^;)、そこでしか出会えなかったであろう奇跡的な出会いの数々。
「まるで自分の本棚を見ているみたい」と、一人で5冊も6冊も購入してくださったお客様。
たまたま来てくださったpoetry reading group ななつきぐもさんと、意外な共通点を発見、今度は神戸で一緒にイベントしましょう!と盛り上がったり。
憧れのガケ書房、山下さん(笑)とも、たっぷりお話できました。
他にも沢山の方との再会や、新しく出会った店主さん達などなど、ここには書き切れないほど、素敵な出会いの数々でした。
飲食で出店されていたお店も、どれも本当に美味しかったです!激うま&レアなアイスバーガーや、美味しいタルトなど、お腹も満たされた1日でした。
昨日も、かなりの雨が降ったり止んだりの1日でしたが、そんな中、あれだけのお客さんが足を運んでくださったことに、感謝感激です。

イベント終了後、錦湯のお母さんと、じっくりお話できたのも嬉しかったなぁ。銭湯を営業されていたころのそれはそれは大変な御経験の数々。銭湯のバックヤード(?)も見せていただいた。膨大な数のバルブや、器具。これらをすべて管理していたなんて、ハンパない。私たち若輩者には、想像も付かないほどの、様々なご苦労をされたのだろうと、時間の重みを感じました。

その後の打ち上げでは、本と飲食の出店者さん入り乱れての大宴会(?)。楽しかった~。
私はキリンフリーで酔っぱらってしまい、早めの退場で失礼いたしました(笑)

最後になりましたが、汗びっしょりで走りまわっていた、主催の古書ダンデライオン・中村さんと、お会いすることはできませんでしたが、100000tアローントコさん、素敵なイベントを本当に本当にありがとうございました!そして、お疲れさまでした!!

主催の古書ダンデライオンさんのブログ、ツイッターまとめはこちら↓
http://oldbookdandelion.blog108.fc2.com/blog-entry-377.html
http://togetter.com/li/536648

*びすこの読書ノート*
「泥酔懺悔」 西 加奈子, 山崎 ナオコーラ, 角田 光代 ほか  筑摩書房 2012

この本を選んだのは、決して昨日の宴会に参加した方へのあてつけではありませんよ(笑)。
しかし、このタイトルすごいですね。タイトルから予想できる通り、お酒を飲んだ時の失敗談について、いろいろな作家さんが書いたエッセイ集です。なんでこう、お酒の席での話って、後から聞くと、面白いんでしょうね。その時は、迷惑な人でしかないのに。。
この本を手に取った一番の理由は、大好きな作家さんである西加奈子さんのエッセイが読みたかったからですが、西さんはかなりお酒がお好きなようで。私は、ほとんど飲めないので、西さんとお酒の席で一緒になったら、ついていけるかなぁ、楽しくお話できるかなぁ、と全く実現の可能性もないのに、心配してしまいました。
酒飲みの方だけじゃなく、下戸の作家さんのエッセイもバランス良く入っているので、お酒が好きな方も、そうでない方も、楽しめるエッセイ集です。


2013年7月7日日曜日

びすこ文庫の棚@ワールドエンズガーデン

本日は、王子公園の古本屋ワールドエンズガーデンさんで、午後から店番をさせていただきました。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!ぎこちない対応ですいません。。。

店主さんは、摩耶山ブックカフェに1日限定の、青空本屋さんをされていたのです。暑い中、お疲れさまでした~

そして密かに、ワールドエンズガーデンさんの店内に、“びすこ文庫の棚”を置いていただいてます!

















 今は、プチ “動物の本” フェアや、プチ “旅の本” フェアな棚など出来てます。ワールドエンズガーデンさんにお越しの方は、チラ見してやってください。よろしくお願いしますm_ _m
















今回、棚を置かせていただいて痛感したのは、本棚作り・本の見せ方の難しさです。昨日、一部納品させていただいた際には、どれだけやっても納得のいく棚が作れず。。。本日も、かなり本の入れ替えや、追加をしましたが、まだまだ進化途中です。どうか温かい目で見守ってやってください^^;
こんな難しい棚作りを、広い店内で、何十倍もの本に対してされている、本屋の諸先輩方、改めて尊敬します。すごいことだなぁ。


*びすこの読書ノート*
「ザ・万字固め」 万城目学 ミシマ社 2013

この人の作品を読むと、毎回思うのが、「なんでこそんなに面白いの?」。
「鴨川ホルモー」や「プリンセス・トヨトミ」などの小説しかり、この「ザ・万字固め」のようなエッセイしかり。
帯に「エッセイをこえた超エッセイ本」とあったけれど、まさにその通り、エッセイも一本一本の構想が練りに練られ、作品として完成しています。なりより、めっちゃおもろい。
万城目さんの小説は、「そんな突拍子もない設定、どうやったら思いつくん?!」と、いつも不思議でならなかったのですが、こういう事を日々考えてるのね~、と少し納得しました。
そしてこのエッセイでも、衝撃の展開のラストは、読んだ人だけのお楽しみです。








2013年7月6日土曜日

ショップカード完成!

びすこ文庫のショップカードが完成しました。やった!
これまで、素人感満載の手作りしおりで、もしくはビスコで、ご挨拶させていただいてましたが、お待たせいたしました(誰も待ってないか)。これからは、しおりサイズのショップカードがありますよ~。嬉し^^

初版(?)は、こんな感じの3色パターン。むふ、私好みのシンプルかわいい。むふ。

びすこ文庫ショップカード3色しおり

裏はこんな感じ

 
マスコットキャラクターは、ビスケットが本を読んでいるという、なんともシュールかつかわいい、“ びすブン君/ちゃん(仮称)”。みなさん、何か良いネーミングがあれば、教えてください。採用された方には。。。。何か考えます^^;

デザイン・イラストは、by オチユキコ!オチさん、何から何までお世話になりましたm_ _m 私のイメージにばっちりこんの、シンプル、かわいい、ちょいシュール、を兼ね備えた素敵なショップカード、本当に本当にありがとうございます!
これから頑張って、ばらまきます!!

*びすこの読書ノート*
「西の魔女が死んだ」 梨木香歩 新潮文庫 2001
“アイ・ノウ”

こちらの作品は、私、映画化されたものを先に見て、ラスト、号泣し、その後、原作の小説を読んで、内容を知っているにもかかわらず、またラスト、号泣した、という原作・映画ともに素晴らしいというひじょ~に珍しい作品です。分かってるんだけど、どうにも感極まっちゃうんですよねぇ。さすが、児童文学者に師事したというだけある、梨木さんの優しい語り口に癒され、その世界に吸い込まれます。